今回は天然酵母とイーストの違いです!
最近は天然酵母のパンが増えてきましたけど。
天然酵母って普通のパンと何が違うのか現役のパン職人が教えます!
普通のパンに使っているイーストは業者さんがパンにあった強いイースト菌をたくさん作って、それを使いやすい塊にして販売しています。
パンの種類によって生イースト・ドライイースト・インスタントドライイーストって感じで何種類かあってパンの種類によって使い分けています。
天然酵母のパンは各自のお店でレーズンや果物の皮などをその店独自で栽培して酵母にしたものです。
発酵させるものによって香りが違うので、他店ではできない独特の香りが出ます。
発酵が弱くて管理が難しいのが天然酵母パンです。なのでこだわりのパン屋さんがよく作ってます。発酵させるまでに手間がすごいかかります。
一般的なパン屋さんでは天然酵母は管理が難しいのと手間がかかるので、なかなか出来ません。でも天然酵母を入れてイーストも入れて「天然酵母パン」って売っているところもあるので注意したいですね。
ライ麦で作った天然酵母はサワー種が有名ですね。ドイツパンなどによく使われていて、酸っぱい香りが独特です。家庭でも作りやすい天然酵母だと思います。
天然酵母とは
ハッキリ言いますと。天然酵母と普通のイーストの違いはない!
どのイーストも酵母も一緒です。そもそも人工酵母ってものがありません。
まだ世界では人工的に一から生物を作ることが出来ないので全部天然です。
元は全部天然酵母なんですがそれを大量に作って使いやすくしてるのが普通のイーストで、自分の店独自の酵母を作ってるのを天然酵母ってなってますけど。
ちゃんと書くなら自家製酵母が正しいと思います。
味噌だって醤油だって自家製味噌とか醤油っていうけど、天然味噌・醤油って聞かなくないですか??
天然酵母=安心・安全ってイメージが強いと思います。
でもそんな事は全く関係ないです!天然酵母もイーストも安心で安全です。
最近は天然酵母の作り方も載っているので、家庭でも簡単に天然酵母パンを作れると思います。挑戦してみてください。管理が難しいのと作ってもなかなか膨らまない等、結構ハードルが高いですよ!
価格:1,879円 |
まとめ
今回は天然酵母とイーストの違いを解説してみました。皆さんが思ってるイメージがちょっとでも正しいイメージに変わってくれるとうれしいです。
「天然」だからって惑わされないでくださいね。ちゃんとしたお店で買うパンは天然酵母も普通のパンもどちらも美味しいですから!
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